メンズ脱毛「無料カウンセリング」の準備、持ち物、知っておきたい心得

脱毛の基礎知識

メンズ脱毛サロン、クリニックの無料カウンセリングを受ける前に気をつけるべき点、準備することをまとめました。
初めてのカウンセリングは緊張するかもしれませんが、以下の点を理解しておけば心配いりません。

カウンセリング当日に持参するもの

カウンセリングのみを希望する場合も、現住所が確認できる身分証明書を持参しましょう。

もしもカウンセリングで納得することができ、すぐに施術を希望する場合は以下が必要となります。

  • 身分証明書(免許証、パスポートなど)
  • 現金払いの場合は現金
  • 支払い方法に応じたクレジットカード、各種カードなど

サロン、クリニックによって決済手段は異なりますので、あらかじめ公式サイトで確認しておきましょう。
なお、未成年者が施術を受けるには、親権者の合意確認が必要な場合があります。

カウンセリング前に知っておきたいこと

脱毛する気満々でカウンセリングを受けたのに、すぐに施術してもらえなかった・・
そうならないために、以下の「最低限の心得」を知っておきましょう。

日焼けはNG

脱毛を受けるには「日焼け」をしていないことが大前提となります。

サロン、クリニックを問わず多くの脱毛の光、レーザーは肌の「黒い色」に反応するため、日焼けしていると毛や毛根以外にも作用してしまい、必要のないところにまでダメージを与えてしまいます。

この程度の日焼け肌には照射することができませんのでご注意ください

「湘南美容クリニック」公式サイトより引用

医療脱毛の「湘南美容クリニック」では、上記のような日焼けでは施術できないとしています。

脱毛サロンによっては「日焼けしててもOK」とうたっているところもありますが、やはり過度な日焼けは肌への負担がかかります。
判断に迷うときは無料カウンセリングで確認してみるとよいでしょう。

肌の保湿を心掛ける

男性で普段から肌の保湿ケアをしている方は、あまり多くないかも知れません。
保湿クリームや乳液など、手に取ったことすらない、そんな方もいるでしょう。

しかし保湿は肌の老化を遅らせる働きがあることに加えて、脱毛をする際にも欠かせません。
その理由は次のとおりです。

  1. 施術による痛みをやわらげる
  2. 脱毛の効果を上げる
  3. 施術後は肌が乾燥した状態に

1.痛みをやわらげる

保湿された肌は、施術の際の刺激を緩和します。
少しでも痛みを抑えたいのであれば、これを機に保湿を習慣化してみてはいかがでしょうか。

2.脱毛効果が上がる

乾燥して硬くなった肌は、施術をしても毛が抜けにくくなることがあります。
脱毛を最大限、効果的に行なうためにも保湿は欠かせません。

3.施術後も保湿は大切

光やレーザーによる施術後の肌は、水分が奪われた状態になります。
そのため赤みやかゆみなど、皮膚トラブルが起きやすくなっています。

クリニックによっては炎症止めのクリームを処方してくれますが、自身でできる対策として、必ず保湿ケアをしましょう。

前日、当日に自分で剃毛

脱毛を受ける際は、基本的に自身で毛を剃っておくことになります。
剃られていないと、サロンやクリニックによっては、追加で剃毛料金がかかる場合があります。

自身で剃るのがむずかしい箇所は、スタッフさんが剃ってくれますが「剃り忘れて追加料金が発生した」なんてことのないように気をつけましょう。

伸びやすい「ヒゲ」は当日朝に、その他の箇所は前日の夜に。
なお、剃毛は肌への負担が大きいカミソリよりも、電気シェーバーがおすすめです。

施術部位は清潔に

当然ながら、施術してくれるスタッフさんがいるからこそ、私たちは安心して脱毛を任せることができます。
お互いが不快な気持ちにならないよう、施術部位は清潔にしておきたいものです。

カウンセリングで聞くべき6つのこと

カウンセリングを予約したら、あらかじめ「質問したいこと」をまとめておきましょう。

少なくとも、下記の6項目はしっかり確認するようにしましょう。

  1. 施術回数と料金
  2. 施術時間、施術の間隔は?
  3. 施術者は男性?女性?
  4. 麻酔は使える?別料金?
  5. 使用するレーザーの種類
  6. もしも炎症などトラブルが起きたら?

1.施術に必要な回数と料金

脱毛の完了までには、個人差があります。

毛の濃さはもちろん、「ツルツルを目指す」のか「目立たなくなればいい」など、人によって目指すゴールは異なるからです。

カウンセリングでは毛の状態をみてもらい、あなたの理想はどの地点なのか、そこに届くまでのおよその「回数、期間、料金」を聞きましょう。

毛の質や体質、痛みに対する耐性など、施術を始めてみなければ分からない要素もありますが、ひとつの目安を知ることは大切です。

2.施術時間と間隔

1回の施術にかかる時間は部位によってまちまちです。
ヒゲ脱毛ならばおよそ10分~15分ほど、全身脱毛となれば1時間以上は必要です。

施術に通う間隔は「サロンか医療脱毛」か、また「どの部位を脱毛するのか」によって変わってきます。

最近、サロンだけでなくクリニックにも取り入れられている「蓄熱式脱毛」(SHR方式)ならば、1度に広い範囲に照射できるため、時間は短縮できます。

しかし効果の出る早さは「レーザー脱毛」のほうが勝るため、どちらを選ぶかは人それぞれ。

また、基本的に施術は毛の生え変わる「毛周期」(※)に合わせる必要があります。

毛周期は部位によって異なるため、施術間隔は脱毛箇所によって変わってきますが、およそ2~3ヵ月おきに通うと考えておけばよいでしょう。

※毛周期とは?

毛が生えて抜ける過程は、おもに3つの状態をサイクルとして繰り返しています。

  1. 成長期
  2. 退行期
  3. 休止期

1.成長期

一般的に脱毛は、この成長期にある毛のみをターゲットとしています。

「黒い色」に光線を当てて反応させるため、皮膚の下にある成長し始めの毛、または表面に出てきた「黒い毛」だけに作用します。

成長期の目に見える毛は、全体の約10~20%ほどにすぎません。
そのため毛周期を考慮して間隔をあけ、繰り返し施術が必要となります。

2.退行期

毛の成長が終わり、抜け落ちる期間

3.休止期

毛が抜け落ちたあと、次の成長が始まるまでの期間

希望通りに予約が取れない?

脱毛に通う間隔はおよそ2~3ヵ月とお話ししましたが、それはスムーズに予約が取れた場合です。
時期や曜日など、込み合っているときはなかなか希望の日に予約が取れない、そんなこともあり得ます。

なるべく早めに予定を空けて、予約するのが良いでしょう。

3.施術するのは男性or女性?

施術を男性にしてもらうのか、それとも女性か。
これに関しては「好みの問題」といえるでしょう。

サロン、クリニックによって施術者は「男性のみ」「女性のみ」「どちらか選べます」とまちまちなので、あらかじめ確認しておきましょう。

4.「麻酔」は使える?

痛み止めの「麻酔」は医療行為なので、医療脱毛・クリニックでのみ使用できます。

クリニックで使われる麻酔は「笑気麻酔」と「麻酔クリーム」の2種類。

有料オプション、または最初から料金に含まれている場合に分かれるので、確認しておきましょう。

とはいえ、どの程度の痛みなのか、やってみないと分からないという方は、通院するなかで使用を検討するのがよいかもしれません。

いずれにせよ、必要な出費としてあらかじめ想定しておくのが賢明です。

笑気麻酔

鼻にマスクを装着して吸入するガス状の麻酔。約5分ほどで効果が出始めるため、即効性があります。
全身に作用するので、広い範囲の脱毛に向いています。

麻酔クリーム

効果が表れるまでに30分ほどかかります。ヒゲ脱毛などの部分脱毛向き。
一般的に笑気麻酔よりは低料金となっています。

使用する機器は?

脱毛をする際に、意外と軽視しがちなのが「脱毛機器は何を使う?」という点。
「説明されても難しくて分からない」

そんな方も多いかも知れませんが、基本的なことを知っておくだけでも、より満足度の高い脱毛が受けられます。

なお、脱毛サロンはそれぞれ独自の脱毛機を使用しているため、ここでは「医療脱毛クリニック」でおもに使われている機器について解説します。

医療レーザーは大きく分けて3種類

まず、医療用レーザーには大きく分けて3種類あることを覚えておきましょう。

  1. アレキサンドライトレーザー
  2. ダイオードレーザー
  3. ヤグレーザー
1.アレキサンドライトレーザー

黒い「メラニン色素」をターゲットとする波長のレーザー。

しみ、そばかすの解消にも使われている、もっともポピュラーなレーザーで、日本人の肌質、毛質に適したレーザーといわれています。

毛の濃い方、太い方にはよく効果が表れるレーザーですが、メラニン色素によく反応するので、日焼け肌や色黒の方には向きません。

その一方で、色素の薄い「産毛や細い毛」には効きにくいという特徴があります。

代表的な機種=「ジェントルレーズ」シリーズ

2.ダイオードレーザー

ダイオードレーザーを使用した脱毛方式には以下の2種類があり、それぞれに適した毛質、肌質があるほか、ターゲットも異なります。

  • ショット方式・・・アレキサンドライトレーザーと同じく、メラニン色素に反応するため、剛毛な方でも高い効果、即効性が期待できます。代表的な機種=ライトシェアデュエット
  • 蓄熱式・・・近年、クリニックでも多く採用されつつある脱毛方式。痛みが少なく、色黒肌、産毛にも効果的です。毛を作る司令塔となる「バルジ領域」に作用。
    効果の表れ方は比較的ゆるやかです。代表的な機種=「メディオスター」シリーズ、「ソプラノ」シリーズ

㈱エストラボ公式サイトより引用

3.ヤグレーザー

上記2種のレーザーよりも波長が長いのが特徴。

肌のより深い部分の色素に反応するため、肌が弱い人や色黒の方に向いています。

おもに「硬毛化」(毛が太くなってしまう現象)した毛の処理に使われることが多く、ヒゲなど根の深い部分の脱毛にも使用されます。

いざという時のためにも、ヤグレーザーの機種を採用しているクリニックが安心です。

代表的な機種=ジェントルマックスプロ

※機種によって単一のレーザーのみ照射可能なものもあれば「アレキサンドライト+ヤグレーザー」のように複数のレーザーを照射できる機種もあります。

3種類すべてのレーザーが打てるクリニックを選ぶと安心ですね。

肌トラブルが起きたら?

脱毛は身体に少なからず負担をかける行為なので、肌などにトラブルが起こる可能性があります。

  • やけど・腫れ
  • アレルギー反応
  • 色素沈着
  • じんましん
  • 硬毛化・増毛化

大切なのはこうしたリスクが発生した場合に、サロンまたはクリニックがどう対処してくれるのかをあらかじめ、しっかり確認しておくことです。

とくに医師の管理下にないサロン・エステでは、カウンセリングで遠慮なく質問しましょう。

まとめ

脱毛サロン・クリニックのカウンセリングを受ける際の注意点、心得は次のとおりです。

  • 当日の持ち物を確認(身分証明書など)
  • 日焼けは避ける
  • 肌の保湿をしましょう
  • 施術部位の剃毛は大丈夫?
  • 施術部位は清潔に

また、カウンセリングで必ず聞きたいことは次の6つです。

  1. 施術回数と料金
  2. 施術時間、施術の間隔は?
  3. 施術者は男性?女性?
  4. 麻酔は使える?別料金?
  5. 使用するレーザーの種類
  6. もしも炎症などトラブルが起きたら?

これで準備OK。ではさっそく、近くの脱毛サロン・クリニックを探してみましょう。

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