「今さら脱毛なんかしてどうするの?」
男女問わず、家族、友人に脱毛の相談をしたらそんな反応をされた40代、50代の方は多いかもしれません。
しかし「脱毛は若い人がやること」という考えはすでに時代遅れ。
アラフィフ、シニア世代からの脱毛が遅くない理由をお話しします。
「人生100年時代」が到来
この記事を読んでくださっている方は、自分が何歳まで生きるとお考えでしょうか?
ベストセラーとなった書籍「 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」によると、いま20歳の人は100歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳の人は90歳以上まで生きる確率が50%を超えるといいます。
平均寿命が過去に比べて大幅に伸びる現在、長い人生をどう生きるのか?。
私たち一人ひとりが問いかけられています。
その答えの選択肢のひとつが「脱毛との向き合い方」です。
脱毛は女性から男性、そして全世代へ
「脱毛なんて必要ない」
「若い女性がすること」
これが昭和生まれの代表的な「脱毛観」ではないでしょうか。
しかし時代とともに価値観は変化します。
令和のいま、若い女性はもちろん、男性が脱毛することもまったく珍しいことではありません。
実際に多くの有名人が「メンズ脱毛サロン」を開業し、成功を収めています。
参考記事:YouTuberヒカル参戦で【有名人経営の脱毛サロン】は3強時代へ
需要増す40代以上の「脱毛」
そして脱毛は40代以上のミドル、シニア世代にも浸透しつつあります。
理由は大きく分けて3つ。
- 引退年齢の高齢化
- 認知されつつある「介護脱毛」
- 白髪も脱毛できる「新技術」の登場
ひとつずつ見ていきましょう。
①社会参加の長期間化
書籍「 LIFE SHIFT 」でも述べられているように、私たちの人生設計は大きな変化を迫られています。
- 20歳前後までは「教育」
- 60歳まで「労働」
- 引退
このような大多数の人が歩んだ、単純な人生計画はもう通用しません。
仮に100歳まで生きるとして、引退期間が「40年間」というのはあまりにも長すぎます。
その結果、今後は多くの人々が70歳、もしくはそれ以上の年齢まで働くことになります。
「働く」とは、いわゆる「労働」に限りません。
地域のボランティアなどの活動に参加する方もいるでしょう。
「清潔感」を保つための「脱毛」
いずれにしても、これからは「社会参加=人との関わり」の期間が格段に伸びることになります。
そして他人と関わる際に、大切にしたいのが「清潔感」です。
トーキョー女子映画部が実施した「カッコいいおじさんとただのおじさんの違いは?」アンケートの結果は以下のとおりでした。
- 身だしなみや清潔感・・・43.9%
- 会話内容・話し方・・・22.3%
- 体型・・・11.8%
- 仕草、動き・・・10.4%
- 服装・ファッション・・・7.6%
他者との関係を円滑にするために、清潔感はとても大切です。
40代、50代になってもそれは変わりません。もちろん男女問わず。
そして、清潔感を保つ方法のひとつが「脱毛」です。
「人生100年時代」においては、50歳といえどもまだ折り返し地点。
長い残りの人生をより楽しく、有意義に過ごすために「脱毛」を選択する。
そんな人が増えています。
この傾向は今後、ますます顕著になっていくでしょう。
②「介護脱毛」という新常識
近年、「介護脱毛」という言葉を目にすることが増えました。
介護脱毛とは、将来に介護を受ける立場になることを想定して、あらかじめアンダーヘア(VIO)を脱毛しておくことです。
「ハイジニーナ脱毛」とも呼ばれます。
VIOとは次の部分を指します。
- V=いわゆるビキニライン
- I=性器部分
- O=お尻(肛門周り)
これらデリケートゾーンのムダ毛を無くしておくことで、介護する側の負担を減らすことが目的です。
デメリットはほぼありませんが、公衆浴場などで他の人の視線が気になる、そんな人もいるかもしれません。
介護従事者の声
では、介護脱毛の具体的なメリットは何でしょうか。
介護職に就く40代男性に聞きました。
介護脱毛のおもなメリットは次の3点です。
- 便などで汚染されにくく、皮膚トラブルの回避につながる
- 皮膚に異常が発生した場合も発見しやすい
- 排泄ケアの時間短縮(ふき取りのしやすさ)
介護する側とされる側、双方にとってメリットがあるといえます。
脱毛は「他人と自分への思いやり」
東京新聞・電子版にある記事が掲載されました。
介護を経験した人が、それをきっかけにみずから介護脱毛を行なった、というものです。
介護を経験することのない人も、いずれ自身が「介護される側」にならないとは限りません。
むしろ、その立場になる可能性のほうが高いでしょう。
また、もしも介護を受ける立場にならなかった場合も、VIO脱毛には以下の利点があります。
- ビキニラインの手入れが不要
- 蒸れない
- 匂わない
- 排泄時のふき取りの軽減
- 清潔になる
体臭のおもな原因はムダ毛に繁殖した雑菌。
匂いの元となる雑菌の住処を取り除けば、気になる体臭も軽減されます。
介護脱毛は自分と、お世話になる人への「思いやり」といえるでしょう。
③「白髪」も脱毛できる新技術が登場
前出の東京新聞の記事では「白髪になる前の介護脱毛」をすすめています。
これまでのレーザー脱毛技術(医療脱毛)では「白髪は脱毛できない」ためです。
しかし脱毛技術は日々、進歩しています。
サロンだけでなく、最近は医療クリニックでも導入されている「SHR(蓄熱方式)」という脱毛技術によって、これまで不可能とされてきた「白髪」や「色素の薄い毛」も脱毛できるようになりました。
従来のレーザー脱毛は黒い「メラニン色素」に反応して熱を発し、毛根を破壊するものです。
一方、「SHR方式」のターゲットはメラニン色素ではなく「バルジ領域」という「発毛の司令塔」部分に熱を連続で当てて「蓄熱」することで発毛を抑制。
そのため、すでに「白髪」となってしまった後でも脱毛効果が得られるのです。
なお、医療脱毛とエステ脱毛の違いなどを詳しく知りたい方は、下記のページをご一読ください。
「医療脱毛」と「エステ脱毛」の違いは?受けるまえに知っておきたい脱毛の基礎知識
「痛くない脱毛」にも注目
ここまで読んでくださった方は
「VIO脱毛って痛そう」
そう感じているかもしれません。
たしかに、個人差はありますがレーザー脱毛は痛みを伴います。
毛の太いヒゲ、ワキ、VIOは特に痛みを感じやすい部位です。
しかし蓄熱式のSHR方式では、その痛みは格段に抑えることができます。
「痛すぎて途中であきらめた」
そんな声をよく耳にするVIO脱毛も、最新の蓄熱式脱毛ならば、お金と時間を無駄にせずに済むことでしょう。
蓄熱式脱毛法のひとつ「ルミクス脱毛」に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
いま話題の「ルミクス脱毛」とは?しくみとメリット・デメリットを徹底調査
脱毛は「人生後半」の選択肢のひとつ
長寿化のすすむ現代において40歳、50歳はまだ「人生の折り返し地点」にすぎません。
これまで生きてきたのと同じ時間をこれから、もういちど過ごすことになります。
その期間をどう過ごすのか。選択肢はたくさんあります。
- 新たな資格、スキルを身につける
- 社会貢献の活動をする
- 起業する
- 副業を始めるetc.
いまパートナーのいない方は、これから新たな出会いが待っているかもしれませんね。
いずれにしても、脱毛は今後の人生を「楽しく生きる」ための選択肢のひとつ。
男性の脱毛がそうであったように「シニア世代からの脱毛」も受け入れられつつあります。
年齢を理由に脱毛をあきらめていた方も、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
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